幻のお米 「山形95号」・「山形112号」

 

「山形95号」「山形112号」

 

米産地では、政府の生産調整(減反)が廃止される2018年(平成30年)、TPPにおいても「主食用米」の環境が一層厳しくなることで、競争激化で新品種の導入が続いています。

 

東北では、秋田県が2010年に「ゆめおばこ」を本格デビューさせ、15年に「つぶぞろい」「秋のきらめき」を、青森県も15年に「青天の霹靂(へきれき)」、宮城県も15年に「東北194号」(ささ結)を誕生させた。

また、新潟県では「新之助(しんのすけ)」が平成29年に誕生する。

 

全国の各ライバル産地で新品種を開発していることから、主食米をめぐる競争はますます激化しています。

 

新品種 山形95号

2015年(平成27年)デビュー 

「雪きらり」「夢まどか」「ひだまり」

 

「山形95号」は、10万粒の中から最後まで残った(現)つや姫と決勝戦で惜しくも敗れた品種です。

つや姫と一緒に栽培されていた品種で、つや姫は「山形97号」と呼ばれのちに「つや姫」の名前でデビューしましたが、「山形95号」はそのままの名前で静かにデビューしました。平成27年産の作付け面積は、約300haです。

 

山形95号は、「山形59号」を母、「奥州366号(ちゅらひかり)」を父として山形県水田農業試験場で1998年に人工交配し誕生しました。コシヒカリとひとめぼれの流れを受け継いでいます。

病気に強く、冷害に強く、倒伏しにくいなど特徴があり、中山間地農薬栽培米に適している。

 

山形95号の食味は、一粒一粒がふっくら大きくて、丸みをおびていて、しっかりと歯ごたえがあり、さっぱりしているのが特徴です。

 

 

つや姫に次ぐ位置づけ!

 

「粒張りはふっくら大きく、しっかり」

 

農研機構:「山形95号」

■山形県 「山形95号」 

 

 

新品種 山形112号

2018年(平成30年)デビュー

 

山形県は、生産調整(減反)廃止が見込まれる2018年(平成30年)産までに「山形112号」の新品種をデビューさせることを決定しました。

 

県によると、山形112号は家庭用、高級業務用向けの中間価格帯のブランド品種を目指しています。「つや姫」は、高価格帯の高級ブランドとしてすみ分けを図っている。

 

山形112号は、はえぬき系統の「山形80号」とひとめぼれ系統の「山形90号」を交配し誕生。粒が大きく作りやすく収量が多く、いもち病に強いため、中山間地減農薬栽培米に適している。「つや姫」に次ぐ食味で、炊飯光沢や白さはほぼ同じ。やや硬めというのが特徴です。

 

山形112号の食味は、主力品種「はえぬき」を上回り、高級トップブランド品種「つや姫」の次の位置付けで進めていて、業務用米等ではなく家庭用や包装米飯(パックライス)等向けとして考えられている。

 

つや姫に次ぐ位置づけ!

 

「粒大きく、しっかりした食感」

 

 

 

 

 


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コメント: 6
  • #1

    コメ大好き兄さん (金曜日, 29 9月 2017 07:56)

    29年産山形95号を食べてみて、外に112号も食べ30人の方の評価は22人が95号を選びました。
    山形県はきちんと名前をつけつや姫同様売り込めば必ず消費者から良い評価が得られること間違いなし。

  • #2

    森山敦 (日曜日, 05 11月 2017 12:55)

    雪ひかりを応援します!

  • #3

    森山敦 (日曜日, 05 11月 2017 12:57)

    お米、…「雪ひかり」は、美味しいお米です‼「是非、ご賞味くださいね‼」宜しくお願い致します!

  • #4

    尾花沢太郎 (金曜日, 10 11月 2017 18:46)

    尾花沢市の…「雪きらりを応援してください‼宜しくお願い致します❗」

  • #5

    加藤たか (土曜日, 03 2月 2018 14:24)

    今年から山形95号を栽培します。美味しい米ということは、栽培する私も楽しんでいます。

  • #6

    鶴岡のだだちゃ (木曜日, 08 2月 2018 18:50)

    山形95号雪若丸を上回る食味。たがわ農協では、4年前作付拡大の推進トップは何を考えているのか。
    はえぬきは一時的なもの。一貫性がない。もうだめだ。販売ルートを考えざるを得ない。
    大規模拡大に推進中。