歴史は繰り返す! ‥887年「仁和地震」に学ぶ


日本書紀
日本書紀

 

千年に一度の 巨大地震

 

「日本書紀」に日本初の地震(416年)が記載されてから、これまで数多の歴史書に東日本大震災と同じ三陸沖での大地震や関東での大震災、南海トラフ巨大地震などが記載されてきました。 

 

869年「貞観地震(じょうがんじしん)」

 

東北沖(三陸沖)の海底を震源域として発生した巨大地震。地震の規模は、M8.3以上で、津波被害も甚大だった。 

この時代は、空海・最澄らが中国から持ち帰った仏教文化が花開き「弘仁・貞観文化」と呼ばれました。

東日本大震災が、この貞観地震の再来ではないかと言われています。(貞観11年5月26日発生)

(地震の前後に火山の噴火が起こっている。貞観大噴火|鳥海山の噴火)

(巨大地震は、800年から1100年サイクルで発生。)

 

貞観地震から、9年後】

878年 千葉県沖で起きた「関東諸国大地震(相模・武蔵地震)」(M7.4直下型地震

 

それから、9年後】

887年7月「仁和地震(にんなじしん)」(M8.0~8.5) 

東海・東南海・南海が三連動した南海トラフ沿いの巨大地震発生、大阪湾の大津波が発生、四国沖・紀伊水道沖を震源地とする。

(仁和3年7月30日16時頃発生)

 

※PDF「887年仁和地震が東海・南海巨大地震であったことの確からしさ

 

1973年「日本海中部地震(M7.7)」や1995年「阪神大震災(M7.3)」、2007年「新潟県中部沖地(M6.8)」などM7前後の地震が各地で発生し、その後に東日本大震災が発生した点が平安時代の状況と共通しています。

 

このように、今から1000年以上前の9世紀の平安時代には、今回の東日本大震災規模で起きた貞観地震の18年後に東海・東南海・南海地震の三連動地震に類似した仁和地震が発生しています。

このことが、近い将来に、首都圏直下型や3連動型地震が起きる可能性が高いと言われています。

 

※PDF「防災科学情報発信のあり方」海洋研究開発機構  

南海トラフ巨大地震の発生確率 80%(2018年)




 

西日本では2000年に一度

巨大地震のし前に

東日本で巨大地震が発生している

 

南海トラフ巨大地震とは、

静岡県や愛知県の沖にある『東海エリア』、和歌山県沖にある『東南海エリア』、高知沖にある『南海エリア』に区切られた3つの巨大な震源域が2つ以上連動して揺れるメガクェイクで、その揺れの規模は最大でM9クラスになると予想されています。

東日本大震災並みの巨大地震です。

 

そして、それは恐ろしいほど規則的に100~150年周期で発生しており、近年では1944年「昭和東南地震」と1946年「昭和南海地震」の戦中・戦後の混乱期に昭和地震が発生しています。

 

政府の「地震調査研究推進本部」も、2040年台までに60~70%の確率で発生すると見解しています。

この南海トラフ巨大地震は、記録によると「温泉のお湯が止まる」とたびたび残されています。

例えば、愛媛県松山市の道後温泉では、「684年白凰地震」ではお湯が止まり、「1946年昭和南海地震」でも同じ現象が起きています。

 

地震考古学から見た遺跡の液状化跡」産業技術総合研究所 寒川旭

防災科学情報発信のあり方」海洋研究開発機構





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