日本のコメ事情(27年産米収穫量744万トン)

米の1人当たりの年間消費量は、昭和37年度をピークに一貫して減少傾向にあります。具体的には、37年度には118kgの米を消費していたのが、平成26年度には、その半分の55kgにまで減少しています。

 

米の消費は、50年で半減!

 

また、米の全国ベースでの需要量は毎年約8万トン(愛媛県の年間収穫量以上)ずつの減少傾向にあります。

 

※「米をめぐる関係資料」(農林水産省/平成27年11月)

※「米をめぐる状況について」(農林水産省/平成28年1月)

 

平成27年産水稲作付け面積(主食用)は、140.6万haで前年に比べて6.8万haの減少となりました。(対前年比95.4%)

収穫量(主食用)は744万トンで、前年に比べて44万トンの減少となりました。(対前年比94.4%)

 

平成27年産米 44万トン収穫量減少


 

平成27年産米の農産物検査結果

(平成27年12月31日現在 最新版)

 

1等比率 82.6%

(過去4年の同時期:26年産81.5%、25年産79.4%、24年産78.5%、23年産81.2%)

 

27年産は、全体として品質が良好で1等比率が高い。

水稲うるち米の検査数量は、415万トン

平成27年産 水稲うるち玄米 等級別検査数量 (農林水産省)
県別 総  計 1 等 2 等 3 等 規格外
全  国 4,149,384トン 82.6% 14.6% 1.7% 1.1%
北海道 479,294トン 93.0% 3.2% 0.5% 3.4%
山形県 248,034トン 94.7% 4.4% 0.4% 0.5%
新潟県 390,950トン 78.7% 16.4% 3.8% 1.1%
           
愛媛県 17,417トン 42.0% 51.8% 3.1% 3.1%
コシヒカリ (6,722トン) 50.0% 46.3% 3.0% 0.7%
あきたこまち (2,156トン) 40.0% 53.7% 5.6% 0.7%
にこまる (3,100トン) 34.1% 62.9% 2.9% 0.1%
ヒノヒカリ (3,473トン) 44.8% 52.6% 2.4% 0.2%
松山三井 (733トン) 13.5% 82.9% 3.2% 0.4%
 

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