山形県水稲新品種 「山形112号」(山形県)

(第三の山形米)

水稲新品種 


山形112号

 

2018年販売開始


山形県庁農林水産部より、山形「つや姫」に次ぐ有望品種「山形112号」の平成27年産試食米が届きました。


山形では、新潟県の「新之助(しんのすけ)」、青森県「青天の霹靂(へきれき)」、宮城県「東北194号」、秋田県「つぶぞろい」など、全国の各ライバル産地で新品種を開発していることから、「つや姫」に次ぐミドルクラスのコメとして県は山形112号を開発した。


山形県米政策推進会議において、生産調整(減反)廃止が見込まれる2018年(平成30年)産までに「山形112号」の新品種の作付けを決定しています。早ければ、2015年にも品種登録を行う見通しです。



一粒一粒が大ぶりで、白さは「つや姫」並みに優れ、

しっかりとした食感が特徴



山形県によると、山形112号は、はえぬき系統の「山形80号」とひとめぼれ系統の「山形90号」を交配し誕生。粒が大きくて、収量が多く、いもち病に強いため、中山間地減農薬栽培米に適している。山形112号の食味は、主力品種「はえぬき」を上回り、高級トップブランド品種「つや姫」の次の位置付けで進めていて、業務用米等ではなく家庭用や包装米飯(パックライス)等向けとして考えられている。

 

新品種の導入は、県産米の6割を占める「はえぬき」が、デビュー後20年が経過し、価格が下げ止まらなくなったことが背景にある。

 

「山形112号」銘柄確立対策推進事業費の概要(山形県)