コメ新品種 「山形112号」

(第三の山形米)新品種 山形112号


山形県米政策推進会議において、生産調整(減反)廃止が見込まれる2018年(平成30年)産までに「山形112号」の新品種の作付けを決定しました。早ければ、来年にも品種登録を行う見通し。


山形県によると、山形112号は、はえぬき系統の「山形80号」とひとめぼれ系統の「山形90号」を交配し誕生。粒が大きくて、収量が多く、いもち病に強いため、中山間地減農薬栽培米に適している。山形112号の食味は、主力品種「はえぬき」を上回り、高級トップブランド品種「つや姫」の次の位置付けで進めていて、業務用米等ではなく家庭用や包装米飯(パックライス)等向けとして考えられている。


新品種の導入は、県産米の6割を占める「はえぬき」が、デビュー後20年が経過し、価格が下げ止まらなくなったことが背景にある。


東北では秋田県が10年に「ゆめおばこ」を本格デビューさせ、青森県も15年に「晴天の霹靂(へきれき)」を誕生させる予定で、主食用米をめぐる競争は激化している。


本格的に米産地では、今後生産調整が廃止され、TPPにおいても主食用米の環境が一層厳しくなことで、競争激化で新品種の導入が続いているが、ここ愛媛県は、のんきなもので米産地とは遥かに遅れて中途半端、お米では既に生き残れず、「スーパーの特売・業務用米」としての位置付けさえ危ぶまれている。