西日本日照不足深刻 (戦後最悪か?)

気象庁によると、西日本では台風や前線の影響で、雨や曇りの日が続き、今月に入って日照時間が、統計を取り始めてから最も少ないペースで推移し、西日本日照不足が深刻化し、戦後最悪となる恐れが出てきた。

 

気象庁がまとめた8月上旬の日照時間は西日本の日本海側、太平洋側のいずれも平年の2割台で推移。中旬になっても回復せず、今月末にかけても天候不順が予測される。このままでは1946年の統計開始以来、最悪だった80年8月全体で「日本海側41%、太平洋側57%」を下回り、戦後最悪を更新する恐れが強い。

8月に入って台風11号や12号が相次いで接近し、広島市や京都府福知山市な どで局地的豪雨な どが相次いで発生。今月に入って各地で大雨となりました。同庁によると、西日本の日照時間 は日本海側が上旬で平年比23%、中旬で48%。太平洋側でも上旬で27%、中旬で68%にとどまる。

26日現在も、西日本では日照時間が平年を下回る状態が続いており、27日以降も同庁の週間天気予報では、湿った気流や気圧の谷の影響で雲が広がりやすく雨が降る見込み。同庁は「今後も気象情報に注意し、農作物の管理をしてほしい」(気候情報課)と呼び掛ける。

 

※日本農業新聞より一部抜粋