深刻、止まらぬ米消費減(コメ離れ)

≡ 日本の食卓のコメ離れに歯止めがかからない ≡

 

「首都圏スーパー“ライフ”で、を生鮮食料品売場から外した。」

近年、コメの動きが鈍く、販売が大きく動くのは「2週間に1回か、週末の特売ぐらい」と、商品の回転率を重視するスーパーの店頭で、米の位置づけが後退している。(日本農業新聞より)

 

総務省の家計調査によると、2人以上世帯の1ヶ月当たりの米購入量は年々減少している。平成25年産米の出回りが本格した昨年10月の購入量は前年同月比18.6%9.6キロ、同11月が8.8%6.75キロ、同12月が13.2%6.24キロと前年実績割れが続いている。年間購入量も75キロ台になる可能性が高く、比較可能なデータのある昭和38年(1963年)の調査開始以来、最も少なくなりそうだ。

 

農水省によると、コメの消費を国民一人当たりに換算すると、現在私たちは一人当たり年間平均57.8キロのコメを食べている計算になります。一人当たりのピークは昭和37年(1962年)の118キロでコメの消費量は半世紀で半減したことになります。農水省はコメ余りを防ぎ、米価の安定を保つため、一貫して生産調整を行っています。消費減退は、食生活の多様化や少子高齢化とされています。日本人は豊かになった結果、主食のご飯などより肉などのおかずを食べるようになり、少子高齢化はかつてご飯をたくさん食べていた世代が高齢となって消費量が減る一方、食欲旺盛な子どもや若者の数が減っているためです。

 

平成25年産米の販売は、積み上がった24年産の在庫を抱えてスタートし、年明け以降も動きが鈍い。

 

■日本人のコメ離れが止まらない。

マジごはん計画 by農林水産省 PDF「米の消費に関する動向

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米の消費に関する動向(農水省).pdf
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