25年産80万トン過剰想定?

平成25年産の作柄概況について(全国作況102)

 

平成25年産米予想収穫量は824万5000トン、過剰作付と豊作分で生産目標791万トンに対して33万5000トンの新米過剰が発生想定。加えて、全農の24年産米の10月末販売残約28万トンとなり、主食用の予想収穫量と古米持越分(全農分のみ)の合計は、853万トン。この数量は25/26年の需要見込786万トンに比べ67万トン、直近1年間の需要実績に対しては74万トンも多い。

 

持ち越し在庫30~40万トン(10月末)

25年産米過剰30~40万トン(新米過剰)

 

合計「60~80万トン過剰」想定!

 

平成25年産米 稲作史上2位の高反収か!

25年産水稲「10㌃予想収量543㌔」に着目すると、25年産米は大豊作

 

25年産予想収量が「543㌔」は、水稲収量の歴史に照らしても特筆すべき水準にあります。史上最高反収は平成6年産で記録した544㌔だが、25年産はそれより1㌔少ないだけで、20年産と並んで稲作史上2位タイとなる歴史的な高反収に位置づけられます。収量がたった1㌔しか違わないのに6年産は「109」の大豊作、25年産は「102」と違いがあるのは、平均収量が約20年の間に30㌔以上も引き上げられているためです。

平成6年産の平均収量は499㌔で、25年産に比べ31㌔も少なかった。

よって、平成25年産米は、稲作史上最高の大豊作だった平成6年にほぼ匹敵する収量が見込まれている。

 

実質、平成25年産米は作況「109」の大豊作と言っても過言ではありません。

 

(商経アドバイス記事より)

歴代の主な多収年
  10㌃収量 作況指数
  平成 6年産        544㌔        109   
  平成20年産   543㌔  102
  平成25年産   543㌔  102
  平成24年産   540㌔  102
  平成12年産   537㌔  104
  平成23年産   533㌔  101
  平成13年産   532㌔  103
  平成17年産   532㌔  101
  平成14年産   527㌔  101
  平成 8年産   525㌔  105
  平成25年産   543㌔  102