平成25年産 コメ作況予想「平年並み」

愛媛新聞 2013.08.07
愛媛新聞 2013.08.07

平成25年産米 「平年並み」

 

米穀データバンク(東京・千代田)は、2013年産米の作況指数(平年=100)が100と「平年並み」になりそうだとの予測を発表した。一部の地域でゲリラ豪雨や日照不足が発生しているものの、全国的な生育環境への影響は限定的だと判断した。

指数が平年並みで確定すれば、11年産以来2年ぶり。豊作を示す「やや良」は北海道や富山県など5道県(いずれも102)で、大半の都府県では平年並みの99~101になりそうだと予測している。8~9月の気温や台風の状況などにより「指数は変動する可能性がある」(同社)という。

13年産米の収穫量は809万トンと農林水産省が設定した生産目標を18万トン上回る見通し。一方でコメの総在庫量(6月末時点)は226万トンと前年同期に比べて26%多く、新米が本格的に出回る秋までに消化しきれない公算が大きい。

在庫消化が進まず、12年産米の卸間価格は下落が続く。13年産米も十分な供給を確保できる可能性が高まり、コメ価格の先安観は強まっている。

(日本経済新聞より)

 

「過剰在庫で米価が下がる可能性もある」