「米に関するマンスリーレポート(2013.07.05公表)」
今回発表されたレポートの中身をみると、福島原発事故(3/11)以降、日本の米価は異常な高値を2年連続つけてきたことが日本人のコメ離れに一段と拍車がかかったのではないか。
コメの【農協・出荷組合などの出荷段階の在庫】【卸・小売などの販売段階の在庫】などの統計をみると、全般に「悪化している」との印象が濃く、特に≪出荷段階のコメ在庫≫が増えていることである。
6月時点の出荷段階のコメ在庫は、昨年同期より34万トン多い151万トンなので約29%昨年より多く、民間段階のコメ在庫を加えると合計で190万トンの在庫を抱え、前年同期より43万トン(約29%)多くなっている。
(平成25年産米の愛媛県のコメ生産数量目標は、76,180トン(約7万トン)です。)
出荷段階での最近5年間の5月末のコメの在庫では、22年の165万トン、21年の163万トンに次いで多い水準で、販売段階での在庫量は、21年の32万トン(約30%多い)を超え、最近5年間では最大となっている。流通の末端で販売が滞っています。
12年産米は、春先から出来秋前にかけての不足感から、相対価格が前年比1割高でスタート。一方で12年産の生産量は821万トンで、国の需要見通しに基づいた生産数量目標793万トンを28万トン上回った。過剰作付けに豊作が重なったためだ。消費者の米購入量も全体的に減少。
この結果、農水省の調査では、卸在庫がこの5年で最も多い水準となっている。
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