冷夏10年周期説

平成25年産米の田植えも始まり、梅雨の季節も近づいていいますが、気になるのは2013年の天候です。というのも、どうも気象(自然)には周期というものがあって、どういうわけか近年は10年起きに冷夏になっているからです。

 

198(昭和58)年‥[東日本(6-8月)-0.6度] 冷夏(山陰大水害)

199(平成 5)年‥[東日本(6-8月)-1.5度] 記録的大冷夏(平成のコメ騒動)
200(平成15)年‥[東日本(6-8月)-0.6度] 冷夏(高校野球の雨天順延が続出など)

201(平成25年‥ ????

と、西暦の末尾に「」が付く年は『冷夏』になっているので、2013年は、周期からいくと冷夏ということになります。平成になってからは、末尾に「5」付く年は『冷夏』か?しかし、科学的な裏付けがあるわけでなく、太陽の活動が11年周期なのでそれに関係している可能性もあります。

※資料:気温の平年偏差と天候 夏(6月~8月)異常気象

 

ただ、逆の意見もあります。

◎「2013年は、過去最高の暑さになる」‥アメリカ航空宇宙局(NASA)の警告。

「日本の夏の天気は、フィリピン近海の海水温と密接な関係があります。フィリピンの東沖の海水温が高い(ラニーニャ現象)と日本の夏は暑くなり、低い(エルニーニョ現象)と冷夏になることがわかってきました。今年は今のところ、この海域の水温が高いので、エルニーニョ現象は起こらないと見ています。少なくとも、平年並みの暑い夏になると思われます」‥気象予報士の森田正光さん

「気象庁の暖候期予報によると、フィリピン海付近では対流が活発になり、上昇気流が起こりやすくなりそうです。すると、この海域での降水量が増え、日本の南側海上に太平洋高気圧が張り出してくる。近年は太平洋高気圧が強く、その傾向は今年も続くものと思われます。今年の夏は、沖縄を除く広範囲で平年並みか高めの気温になるでしょう」‥気象予報士の岡村真美子さん

◎ 気象庁が4月25日に発表した3ヶ月予報では、高温傾向であると。

 

果たして今年はどうなるのでしょうか?