【平成24年産米のコメ生産目標は791万トン 4年連続減】
農水省が全国の需要実績から算出した24/25年(24年7月から25年6月)の需要見通しは799万tとなった。これに対して供給量は,24年産主食用生産量821万t(10月15日現在の予想収穫量)、備蓄米からの代替供給量4万t、6月末の民間在庫量180万tの計1005万tとなる。この供給量から需要量799万tを差し引いた206万tが25年6月の民間在庫量の見込みとなる。 (※26万tの在庫増)
ただし、24年産米は高温障害による精米歩留まり減が発生しているため、農水省は供給量が数万t程度減少することも想定されるとしており、それにともなって6月末在庫量も206万tを下回る可能性もあるとしている。
また、25/26年(25年7月から26年6月)の全国の需要見通しを791万tとした。これをふまえ25年産米の生産数量目標を791万tと設定した。 (※前年比:2万t減 / 25年産米の需要良見込み 790万8千tと試算)
需要見通しは、8年産米からの需要傾向を踏まえて算出。近年は少子高齢化や食生活の洋食化などでコメ需要の減少傾向が続いており、25年産米でも生産調整(減反)が強化された。
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