平成24年産米 作況「やや良」(9/15現在)

平成24年産水稲の作付面積及び9月15日現在における作柄概況

 

9月15日現在における水稲の地域別の作柄は、北海道では、田植期以降、天候に恵まれたことにより全もみ数がやや多く、登熟も順調に推移していることから、10a当たり予想収量は572㎏(作況指数107)が見込まれる。

 

東北から中国では、田植期以降、一時的な低温や日照不足があったものの、総じておおむね天候に恵まれ、全もみ数はおおむね平年並みとなり、登熟も順調に推移していることから、東北は10a当たり予想収量575㎏(作柄指数103)、北陸は545㎏(同102)、関東・東山は541kg(同101)、東海は504kg(同100)、近畿は513kg(同101)、中国は524kg(同101)が見込まれる。

 

四国・九州では、梅雨明け以降おおむね天候に恵まれているものの、6月の日照不足等の影響により全もみ数が総じて平年を下回っていることから、四国は10a当たり予想収量478kg(同99)、九州は492kg(同98)と見込まれる。

 

この結果、全国の10a当たり予想収量は539kg(作柄指数102)が見込まれる。

 

※平成24年産米は、「豊作」見込みで推移しているが、JA(農協)による集荷価格が高騰しており、安価な加工用・業務用原料米の供給は、平成23年産米に引き続き不安定な状況下にあります。

また、品質面においては高温障害が見られ、特に東日本(東北全般、新潟、魚沼)では胴割れが顕著に見受けられ、品質のバラつきが心配され、奇麗なお米を探すのが難しい状況と思われます。

 

今週末(9/30)に接近する台風17・18号による稲作への影響は要注意です。