コメ離れ進む

農林水産省は、平成24年7月から平成25年6月までの国内のコメの需要見通しが798万トンになると発表した。減少が続く消費実態を反映した設定で、800万トンを割るのは初めてで、消費者の「コメ離れが進んでいる。

 

最も需要量が多かったのは、1963年の1341万トン。当時は1人あたりの年間のコメ消費量は120キロ近くあったが、最近は60キロを下回る(米の需要が半減)。 パンやめんなどに消費者の嗜好(しこう)が移っているためだ。少子高齢化も進んでおり、同省は「コメ需要の減退はしばらく続く」(農産企画課)とみている。

 

米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針 (農林水産省 平成23年11月)