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令和2年産米の作況確定(2020年12月)

農林水産省発表の令和2年産米の全国の作況指数は、

 

作況指数 99 平年並み」で最終確定した。

予想収穫量は、722万5千トン 見込まれる。(前年3万6千トン減)

 

西日本では台風や病害虫の被害が出たが、主要な産地の北海道や東北、北陸では生育が順調だった。

 

 

愛媛県の作況指数「91」(不良)

害虫「トビイロウンカ」の被害拡大の影響などを受けた。

  • 東予地区「86」(不良)
  • 中予地区「96」(やや不良)
  • 南予地区「94」(不良)

愛媛県の収穫量は、6万3500トン(前年産比1%減)

 

参考資料:

米をめぐる状況について」(農林水産省|令和2年11月)

米に関するマンスリーレポート」(農林水産省|令和2年12月号)

令和2年産米の農産物検査結果」(農林水産省|令和2年10/31)

日本の在来稲とその現状」(2019年12月)


令和2年産 水稲うるち米 検査数量|10/31現在 (単位:トン、%)
品 種  産地  総 計 等 級 比 率
1等 2等 3等 規格外
ひめの凜    愛媛 376 67.0 32.4 0.5 0.1
コシヒカリ 愛媛 6,321 52.1 44.7 2.4 0.8
ヒノヒカリ 愛媛 2,093 27.7 68.2 3.9 0.2
にこまる 愛媛 1,502 65.6 33.8 0.6 0.0
きぬむすめ 愛媛 57 18.4 78.4 3.2 0.0
キヌヒカリ 愛媛 287 29.4 65.3 5.3 0.0
あきたこまち 愛媛 1,612 24.2 70.3 4.6 1.0
松山三井 愛媛 251 65.2 34.3 0.0 0.0
ひとめぼれ 愛媛 16 0.0 100.0 0.0 0.4
愛媛県産検査米 13,162 44.4 50.4 3.1 2.1
全国|等級別検査数量 3,632,624 80.8 16.4 1.9 0.9

(農水省)主食用米の需要量の推移
(農水省)主食用米の需要量の推移
(農水省)主食用米の需要見通し
(農水省)主食用米の需要見通し

令和2/3年の主食用需要見込みを711~716万トンと推計。今回確定した主食用723万トをを当てはめると、3年6月末の民間在庫見通しは207~212万トンとなり、今年6月末に比べ7~12万トンの在庫増が見込まれます。

 

「過去最大規模」の主食用削減を前提とした3年産の生産量指針693万トン(36万トン削減)と、令和3/4年の需要見込み705万トンを仮置きすると、4年6月末の民間在庫量は195~200万トンとなる。

 

(農林水産省)政府備蓄米の在庫状況
(農林水産省)政府備蓄米の在庫状況

道府県 今年収穫量 前年収穫量 前年度差 作況指数
全 国 7,229,000 7,261,000 32,000 99
北海道 553,700 553,900  200 106
青 森 240,500 245,800 5,300 105
秋 田 453,300  449,400  3,900 105
山 形 351,400 356,800 5,400 104
新 潟 595,400 578,900 16,500 103
福 井 120,700 122,700 2,000 99
愛 媛 63,000 63,500 500 91
福 岡 143,100 156,000 13,500 80

 

愛媛県の令和2年産収穫量は、63,000tとなり前年と比較して

500tの減少となるが、愛媛県の全収穫量は、全国の1%もなく約0.8%の

シェアとなる。

 

 

 ※参考資料は、こちらから。