日本人のコメ離れが加速している。
家庭でご飯を炊く回数、数量が減少している。
今、「家庭で炊飯する米」の消費が減少する一方、「中食・外食」の消費は増加している。コメ消費における中食・外食の割合は、平成9年の19%から29年で29%に。20年間で10%伸びている。
米の一人当たりの年間消費量は、1962(昭和37)年の118.3㎏をピークに、1989(平成元)年には70.4㎏、2017年(平成29)年には、54.2㎏と、1962年と比べ半減した。これを全国の需要量でみると、毎年およそ8万トンづつ減少し、ここ3年では約14万トンづつ減少している。(農水省WEB参照)
確実に、家庭での消費量が激減している。
その一方でパックご飯(レトルト米飯と無菌包装米飯)の生産量は増加している。2018年に19万8381トンで過去最高を記録し、ここ6年の間、右肩上がりを続けている。冷凍米飯なども合わせた加工米飯でも、39万170トンで過去最高である。(マネーポストより)
米穀安定供給確保支援機構(米ネット)の公表した「米の消費動向調査結果」によると、2019(令和元)年5月「1人1ヵ月当たり精米消費量」では4,851g、うち「家庭内」消費量は3,212g、「中食」消費量は968g、「外食」消費量は672gです。
コメの需要は、一般家庭向けから外食・中食・加工米飯向けへと
確実に移行している。
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