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北海道『ゆめぴりか』、凶作に近い不作!

 

北海道、9年ぶりの「不作」

 

北海道|作況指数 90「不良」|全国で最悪!

 

 北海道は、夏場の天候不順の影響でコメの作柄は、「不良」となる見込みで、「凶作」に近い「不作」になる見通しだ。

 特に、品質基準の厳しい北海道の最高級ブランド米「ゆめぴりか」は、認定基準をクリアできるコメが大幅に減る状況だ。

 そんな中、ホクレンは品質基準に届かなかった品種「ゆめぴりか」を主たる原料としてブレンドした商品を販売すると発表した。新たに作ったブレンド米は、合組(ごうぐみ)』で、「ふっくりんこ」と品質基準に達しなかった「ゆめぴりか」を混ぜ合わせたブレンド米だ。「ゆめぴりか」の収穫量が、極めて少ない30年産の苦肉の策なのか?

 北海道、最高級ブランド米「ゆめぴりか」の崩壊のはじまりにならなければ良いが、心配される。

 今年、北海道米に関しては、こだわりの米屋の出番は無さそうだ。

 

ゆめぴりかの基準を満たす米が、大幅に減る見込み

 

~ ゆめぴりか、売るコメがない タンパク高め ~

 

 「ゆめぴりか」は、昨年約8万7500トンの収穫量で、タンパク質含有量などの品質基準を満たす「ゆめぴりか」認定品が97%を占めていたが、今年の認定マークの品質基準を満たす「ゆめぴりか」は前年の半分以下に、さらに高品質ゆめぴりかは2割程度にまで落ち込む可能性が高まった。

 「ゆめぴりか」のテレビCMや販売促進は、30年産の販売に合わせて新バージョンを制作したが、放送エリアや期間を29年産から大きく絞り込む模様だ。

 

「合組(ごうぐみ)」とは、

そもそも、製茶業界で使われいて、産地や品種、蒸し具合などがことなる荒茶の特長を見極めブレンドすること。ブレンド=合組

 

 全国のトップブランドを目指してホクレン農業協同組合は、平成23年から精米タンパク6.8以下を【第1区分S、6.9~7.4%以下を【第1区分】、7.5~7.9%以下を【第2区分】、8.0%以上を【第3区分】に設定した。

 「ゆめぴりか」としての出荷基準は、【第2区分】までだが、統一デザインを米袋に貼付できる基準は、【第1区分】に限定したが30年産は約20%の収穫しかないようだ。
 当店の「ゆめぴりか」取扱いは、最高級の【第1区分Sのみです。

 

ゆめぴりか 第1区分S は壊滅的だ!