平成29年産 米の食味ランキング(47回目)
一般財団法人 日本穀物検定協会
最高評価「特A」ランク、43産地品種
魚沼コシヒカリ【特A】から転落!
日本穀物検定協会は、平成29年産米の食味ランキングを発表。(2月28日)
今回は151産地品種(前年141銘柄)の試験を行い、43産地品種が「特A」に選ばれた。
今回の特徴は、これまで28年連続【特A】の高い評価を受けていた「新潟県魚沼コシヒカリ」が
最高評価【特A】から転落し、衝撃が走った。
新潟県魚沼地域は、昨年8月中旬以降の低温と日照不足で作柄が良くなかった。
「食味が変質し(稲が発育・肥大する)登熟がばらついたのかもしれない」と分析してる。
また、岩手県(県南)ひとめぼれ・新潟県(中越)コシヒカリも転落の結果となった。
平成30年産より「減反廃止」となることで、産地間競争は激しさを増している。
日本穀物検定協会「平成29年産米の食味試験の実施及び概要」発表!
☆彡 産地別表(ランキング) ☆彡 ランク別表(ランキング)
☆彡 参考品種別(ランキング) ☆彡 平成元年からの特Aランク一覧表
平成29年産米【特A】に、新しい品種として、山形県『雪若丸』・福井県『いちほまれ』・
が最高ランクの【特A】を獲得し、初めて【特A】獲得となったのは、埼玉県(県東)彩のきずな・高知県(県北)にこまる・佐賀県夢しずく です!
日本穀物検定協会では、「米の食味ランキングのランク」を精米袋等に【特A】評価を表示される場合、
「商品そのものの評価ではありません」等と表示をし、消費者に誤解を与えないよう指導しています。
不当景品類及び不当表示防止法(昭和三十七年法律第百三十四号)の不当な表示の禁止第四条で問題になる可能性があるからです。つまり、○○県産の品種が【特A】を獲得しても、○○県産の全ての地域が【特A】評価ではないということです。
【問題点】
平成29年産米の食味ランキングでは、最近の傾向として「食味の総合評価」結果において基準米よりも劣る「B(基準米よりやや劣る)」「B´(基準米より劣る)」ランクのお米が、 0点(無い)である。
つまり、基準米より劣る米は1点もないと言うことは、すでに基準米が最低ランクで、基準米より劣る産地・品種はないということ。今後、基準米そのものの見直しが必要ではないだろうか?
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