イネ心枯線虫
(しんがれせんちゅう)
このセンチュウ(線虫)が、イネに寄生するとイネの葉の先3~5㎝ぐらいが白く枯れてこより状になります。、この症状は葉先の枯れに光沢があり、白く光って見えることから俗に “ホタルイモチ” と呼ばれます。
このセンチュウは、イネの生育を害するとともに、米粒はクサビのような割れ目を生じ、黒点米を発生させ米の品質が低下する原因になります。
発生は、開花直前から開花後2週間までに降雨日が多いと増加します。また、梅雨のあがりが遅く、いつまでも雨が続く涼しい年に発生が多い。
心枯線虫病とは、イネシンガレセンチュウが原因となって発生する稲の種子伝染病です。病原体は、被害もみの中で越年し、次年度の発生源となります。また次年度に発病田から採取した種子を用いると多発します。気温が高いと黒点米が発生しやすい。
参考資料:
害虫図鑑~生態と防除~ (愛知県農業総合試験場) イネ心枯線虫病(埼玉県)
病害虫データベース (島根県農業技術センター) イネ心枯線虫病(関東東山病中研究会)
稲線虫心枯病について(九州大学農学部 吉井甫) イネ心枯線虫(農業生物資源ジーンバンク)
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ECO本村園 (日曜日, 29 8月 2021 19:33)
稲作で稲穂が白くなって目立つようになってきたので専門家に聞いたところ、センチュウとの事でした。駆除はどうしたらいいのか!
教えてください。