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2017 東日本太平洋側「やませ」日照不足!

 気象庁によると、8月前半は北海道と東北の太平洋側で低温と日照不足、関東甲信と東海で日照不足が続いていると発表。特に、ここ20日間平均気温を見ると、北海道、東北の太平洋側が特に平年より低い。

 その原因は、6~8月ごろに北海道、東北、関東などで吹く風やませと呼ばれる冷たく湿った北東風が太平洋側から吹いた冷たい風です。

 

 太平洋側での冷たい風「やませ」の影響で、例年よりも日照不足でコメへの影響が心配されています。今後も天候の悪い状態が続くと、お米が大きくならず細くなってしまい、味や収穫量に影響がでる可能性があります。

 

北海道、東北・太平洋側は、要注意!

 低温で「いもち病」発生に注意

 

 東北の最高気温の平均は、記録的な冷夏で深刻なコメ不足に陥った1993年(平成5年)以来の低さ。今年の夏は低温と日照不足が続いているものの、現時点では天候が回復すれば農産物に深刻な被害が出る状況ではないようだ。8月1日~16日の積算日照時間は、宮城県仙台市で平年の16%、福島県福島市で平年の27%、岩手県盛岡市で73%です。

 

 気象庁は、タイ米を輸入した1993年【平成のコメ騒動】の米の不作時と比べ『それほどの冷夏ではない』と分析している。また、コメの品種も当時のような冷夏に弱い品種ではない。しかし、低温・多湿での「いもち病」が発生しやすい状況ですので注意が必要、また、積算温度が足りないので品質が心配されます。