麦は、需要量の約9割を外国産麦の輸入に頼っています。
国内産食糧用麦は、民間流通により取引されており、外国産食糧用麦は政府が国家貿易により一元的に輸入し、需要者に売り渡しています。
大麦及びはだか麦は、精麦して「焼酎」「みそ」等の発酵用したり、蒸気で加熱、圧ぺんして、押し麦(麦飯)用にするといった加工工程を経て流通しています。なお、国内産ビール大麦は、生産団体とビール会社の間で契約栽培により供給され、麦芽等に加工されて流通しています。
平成28年産の国内産食糧用大麦及びはだか麦の作付面積は、二条大麦29千ha、六条大麦17千ha、はだか麦5千haで、過去5年間の10ha当たりの収穫量は、二条大麦301kg、六条大麦281kg、はだか麦263kgで、国内産食糧用供給量は約11万トンとなります。
また、国内産食糧用大麦及びはだか麦の市場に流通する量は、約10万トンとなります。
外国産食糧用大麦及びはだか麦の輸入量は、近年は約20~25万トン程度で推移しています。
(資料)
「麦の需給に関する見通し」農水省(平成28年3月)
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