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【脳科学】 主語を理解できない脳

脳のしくみ
脳のしくみ

「脳は “主語” が理解できないってしってましたか

脳には主語がない

 

私たちが日頃何気なく使っている言葉が、脳と体に大きく影響しているそうです。

 

例えば、脳は主語を理解できないという性質を持っています。

主語が理解できないので、自分が発した言葉すべてを自分のこととしてとらえてしまいます。

他の人に言った言葉でも、すべて自分に帰ってきてます。

たとえそれが、「良い言葉、ほめ言葉」でも、「悪い言葉、悪口」でも、誰か他の人に向かって言った言葉はすべて自分に帰ってきます。

 

ここで言う「脳」は、『古い脳』を指します。

大脳新皮質(理性・知性の脳)を「新しい脳」、それ以外を「古い脳」と呼ぶそうです。

人間特有の高度な精神活動を担当する「新しい脳」のほうは主語を理解できているのですが、感情を司る「古い脳」のほうは認識できず、新しい脳から送られてくる情報をすべて鵜呑みにしてしまう性質があります。

 

だから、人の悪口を言うと、脳の中では自分が悪口を言われた時と同じ状態になります。

つまり、相手の悪口を言うと、自分自身に悪口を言っていると判断し、自分も傷つき気分が悪くなります。 

人をけなしてばかりいる人は、なぜか自己嫌悪に陥っていくのはそのためだそうです。

そして、より、人に対し攻撃的になります。

(自分が自分を無意識に攻撃している状態となるわけですから逃げようがありません。)

 

ですから、前後の話に関係なく、悪い否定的な言葉は、使わない要注意しましょう。