遅咲きの「御室桜」満開 仁和寺

京都市右京区の世界遺産に登録されている仁和寺で、遅咲きで知られる「御室桜」が見頃を迎えている。

御室桜は「御室有明」という品種。高さは2~3メートルしかないが、樹齢は360年を超えるとされる。境内の西側一帯は国の名勝に指定されている。五重塔をバックにした御室桜は、江戸時代から変わらない風景でのあり壮観だ。(遅咲きの桜、お多福桜)
「わたしゃお多福 御室の桜 花が低ても 人が好く」と歌われた。
「御室桜」が満開になると、京都の春も終わると言われます。

今年は例年よりやや早めの10日に満開となった。訪れた人たちは、五重塔をバックに写真を撮ったり、花の香りをかいだりして春の風情を満喫していた。寺によると、見頃は15日前後までという。≪有料≫

この仁和寺は、真言宗御室派の総本山。当家も真言宗御室派。

仁和寺の歴史は、仁和2年(886年)第58代光孝天皇によって「西山御願寺」と称する一寺の建立を発願されたことに始まります。しかし翌年、光孝天皇は志半ばにして崩御されたため、第59代宇多天皇が先帝の遺志を継がれ、仁和4年(888年)に完成。寺号も元号から仁和寺となりました。
現在、総本山仁和寺執行長 真言宗御室派宗務総長は瀬川大秀さんで、愛媛県西条市王至森寺の住職です。