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「もち麦」のダイエットパワー

希少な国内産もち麦【ダイシモチ】
希少な国内産もち麦【ダイシモチ】

≪もち麦がメタボに有効と話題!≫

 

もち麦とは大麦の一種で、米にうるち米(普段食べている米)と、もち米があるように、大麦にもうるち麦と粘りのあるもち性の麦があります。もち麦は後者のことです。

名前の通り普通の大麦よりもっちりとした食感と、100gあたり10g以上もの食物繊維を含んでいるのが特徴です。ちなみに白米の食物繊維は100gあたり0.5gですから、その含有量の多さが分かります。もち麦の栄養素は、食物繊維が白米の約20倍玄米の約3倍です。
そのため、血糖値の上昇率は白米の半分程となっています。

 

最新の研究で、もち麦には、内臓脂肪やコレステロールを減少させてメタボリックシンドロームを改善する効果、更には糖尿病の予防や腸内環境を整える効果もあることも分かってきています。

 

もち麦で最も注目すべき点は、もち麦の食物繊維の大部分を占めている「β(ベータ)-グルカン」という粘りの強い成分です。この成分はキノコや酵母にも含まれ、同じ大麦ならうるち麦よりもち麦のほうがより多く含まれています。β-グルカンは、胃や腸の中で他の食べ物と混ざり合い、脂質や糖質の消化吸収を抑えるはたらきを持っています。食後の血糖値抑制効果のほか、悪玉コレステロールを減らしながらも善玉コレステロールを減らさないという特徴も併せ持ちます。

また、腸の免疫力を高めて大腸ガンの予防効果もあるとされています。

食後高血糖によって、糖を処理するためのホルモン「インスリン」がすい臓から多量分泌され、体に必要以上の糖は脂肪細胞として蓄積してしまいます。ですので、白米を食べるなら食物繊維の豊富なもち麦を混ぜた麦ご飯にするほうが食後高血糖を抑え、インスリンの分泌量が少なくなる効果があります。
つまり白米よりも、もち麦ご飯にしたほうが太りにくいということになります。

 

もち麦は白米に混ぜてもち麦ご飯にするだけでなく、サラダやスープなど様々な料理に使うことができます。調理方法は、沸騰したお湯にもち麦を入れ15分ほど茹でて使います。茹でたもち麦はざるにあけて、そのままサラダやお汁粉、スープや麻婆豆腐に入れても良いです。米と同じ要領でリゾットに使っても美味です。一度に多く茹でておいて、冷凍しておくことも可能です。小分けにしておけば、いつでも手軽においしいダイエットメニューを作ることができます。  

 

国内産幻のもち麦【ダイシモチ】 愛媛県東温市産


 

最近では、もち麦入りのおにぎりがナチュラル・ローソンにあります。

 

もち麦入りおにぎり 生姜

醤油だしで煮込んだ生姜をもち麦30%配合のごはんに混ぜ込んだおにぎり。アクセントで塩昆布と白ごまを加えています。

もち麦入りおにぎり 青唐辛子おかか

「青唐辛子」の醤油漬をもち麦入りおにぎりに混ぜ合わせました。辛味をマイルドにするために、少し甘みのあるおかかを混ぜ合わせています。