そもそも「PM2.5」とは何か。
これは決して、新しい言葉ではありません。「PM」は英語で「Particulate Matter」の略。日本語では「粒子状物質」と呼びます。μm(ミクロン、マイクロメートル=100万分の1メートル)単位の固体や液体の微粒子のことで、主に汚染の原因物質として大気中に浮遊する粒子状の物質を指す言葉です。
単一の化学物質ではなく、炭素やNOx(窒素酸化物)、SOx(硫黄酸化物)、金属などを主な成分とする多様な物質が混合しています。工場の排煙やディーゼル車の排気ガスなどの人間による経済活動に加え、火山などの自然活動も粒子状物質の発生源です。
PM2.5の発祥源には、「人為由来」(人工的に作り出されるもの)と「自然由来」とがあります。
◇ 「人為由来」
主に工場からのばい煙、自動車からの排気ガスなどが挙げられます。また、これらを媒介として生成されるオゾン等の光化学物質により、二次的に生成されるものもあります。
◇ 「自然由来」
黄砂や火山排出物などが挙げられますが、PM2.5よりも粒子径の大きい物質が多く含まれています。
大気中に漂う粒径2.5μm(1μm=0.001mm)以下の小さな粒子のことです。PM2.5はぜんそくや気管支炎を引き起こします。それは大きな粒子より小さな粒子の方が気管を通過しやすく、肺胞など気道より奥に付着するため、人体への影響が大きいと考えられています。
※ 愛媛県大気汚染常時監視テレメータシステム監視情報 (愛媛県光化学スモッグ情報)
※ 西条市
※ 【西条市にあるPM2.5測定局】(環境省設置) 西条市大町445-2 (西条児童館隣接地)
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