セブンイレブン、四国上陸決定【四国初進出】

セブンイレブン 520店舗
セブンイレブン 520店舗

コンビニチェーン最大手の『セブンイレブン』が、これまで店舗がなかった四国地方に初めて進出する方針を固め、四国の市場をめぐる出店競争が一段と激しくなりそうだ。

 

来年度、愛媛県などに新たな店を設けて、四国に初めて進出する方針を固めました。 
4県で2015年度末までに250店、2018年度末には520を出店する計画。同社は47都道府県のうち、青森、鳥取、沖縄の3県を除きほぼ全国をカバーすることになる。四国には「ローソン」や「ファミリーマート」など大手各社がすでに進出しているが、「セブンーイレブン」は市場の規模が大きくないことなどから、他の地域への出店を優先させていた。 

 

進出にあたっては、取引先にも四国進出を要請する。四国のほぼ中央に位置し、3つの高速道路が接続する川之江ジャンクション(愛媛県四国中央市)周辺に弁当などの工場と物流センターを設ける計画だ。稼働は来夏の見込みで、それまでは岡山県や兵庫県の工場から商品を運ぶ。

 

セブンーイレブン」は自力出店が基本だが、香川県と徳島県で「サンクス」約120店を展開する運営会社のサンクスアンドアソシエイツ東四国(高松市)がセブンイレブンへのくら替えを希望している。来年1月にサークルKサンクスとの契約が満了するのを機に、競争力が高いセブンイレブンと契約する方針だ。

 

ただ、サークルKサンクスは「契約上、東四国はサンクス以外のコンビニ事業は行えない」などとして、差し止めを求める訴訟を8月に東京地裁に起こした。セブンイレブンは係争の決着後に契約する方針。実現すれば四国での店舗数が上積みされる。

 

【和解】 香川県と徳島県でコンビニエンスストアを運営するサンクスアンドアソシエイツ東四国(高松市)は2013年3月以降、運営する90店をセブンイレブンに衣替えして営業を始める。セブン―イレブン・ジャパンへの契約切り替えを巡ってサークルKサンクスと争っていた訴訟で28日までに和解が成立した。

 

≪工場建設≫

セブン―イレブン・ジャパンは、四国への進出に伴い、同社向けに弁当やおにぎり、麺類などを製造する食品メーカーのわらべや関西(大阪府摂津市)が香川県坂出市、総菜やデザート、サラダ、サンドイッチなどを製造するプライムデリカ(相模原市)が愛媛県新居浜市にそれぞれ工場を新設する。ともに12月稼働予定。

セブンイレブンは2013年3月、高松市と徳島市で四国での出店を始める計画。当面は本州から商品を運び、新工場の稼働後は四国内での商品調達に切り替える。

 

愛媛県予定地は新居浜市船木で、敷地面積は1万5千平方メートルを計画。新居浜市での新規雇用は300~600人程度が見込まれる。

 

わらべや関西(大阪府摂津市 

     弁当やおにぎり、麺類などを製造

 

プライムデリカ(相模原市)   

     総菜やデザート、サラダ、サンドイッチなどを製造 (プリマハム系) 

 

セブン-イレブン ‥ 3月~5月 

     (香川県)40店舗 (徳島県)50店舗 OPEN予定 (元サンクス店舗) 

3月1日現在(2013年) セブン-イレブン空白県 

     ‥愛媛県 高知県 青森県 鳥取県 沖縄県の5県のみ

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香川県と愛媛県に工場新設
【PDF-資料】 セブン-イレブン 香川・愛媛に工場新設.pdf
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セブンイレブン】が、2013年3月1日から四国への出店を開始した。 ≪四国発上陸≫


2014年2月期に約140店舗、2019年2月末までには約570店舗を計画しており、一気呵成に四国を網羅する計画。四国では、ローソンが444店(2013.1現在)の出店数だが、今後6年間でセブン-イレブンは570店舗を計画しており一気に追い抜く勢いです。

今後の出店計画では、愛媛県へは2014年度、高知県は2016年度の出店開始を計画している。

各県別出店計画では、香川県は約140店、徳島県は約150店、愛媛県は約190店、高知県は約90店となる。

愛媛県内には、2014年3月から15年2月末までに約30店を開店し、19年2月末までに計約190店を出店すると発表している。

 

≪ドミナント戦略≫とは、

セブンイレブンは、「ドミナント戦略」と呼ばれる出店策を取っている。

ドミナント戦略とは、比較的狭い地域に多くの店を集中出店することで、そのチェーンの認知度を一気に上げ、消費者の来店頻度を増やすものだ。
ドミナント戦略には、物流上の必然性も伴う。例えばセブンは、鮮度管理のため弁当などを工場出荷から「3時間以内」に店頭に並べるよう定めている。ドミナント出店なら、1台のトラックで「一筆書き」のように複数の店を回れるメリットが生じる。逆に言えば、1店や2店だけ店を出しても、地元客からは「見慣れない店」と思われがちなうえ、商品の配送には手間取り、メリットが少ない。同社は、人口が少なく、集中出店が難しい四国への進出に慎重な態度を保ってきた。

 

 

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3 月 1 日(金)より四国地方への出店を開始
【PDF-資料】 セブン-イレブン 四国地方 出店開始.pdf
PDFファイル 248.5 KB

 

「市場は縮小」「既存店売上高の下落続く」「好調だった総菜や弁当なども10月以降は伸び悩む」コンビニ業界

コンビニ総店舗数は昨年末に万店を超え、業界内では市場飽和もささやかれる。

 

業界最大手のセブンイレブンが、圧倒的な収益力を誇り、一気に15,000店を突破。徹底したドミナント戦略を貫くセブンイレブンは、四国にも3月から本格進出し2位以下との差は開く一方。

 

コンビニの一日あたりの売上は、

    ◇セブンイレブン  682,000円 (店舗数:約15,000店)
    ◇ローソン       558,000円  (店舗数:約11,000店)
    ◇ファミリーマート   537,000円  (店舗数:約  9,200店)

    ◇サークルK      481,000円  (店舗数:約  6,400店)

 

コンビニでは、1日50万円の売り上げが採算ベース

 


コンビニ 勢力図
コンビニ 勢力図