我が街 西条市 紹介
愛媛県西条市|saijo
西日本最高峰の石鎚山、水の都・西条「名水百選」、西条祭り(伊曽乃神社例大祭)、四国八十八ヶ所、
伊豫西條藩(一柳家・松平家)
西条は昔から「水の都」と呼ばれてきました。その訳は、「うちぬき」という地下からの豊富な自噴水(じふんすい)が、市民の暮らしを潤してきたからです。その地下水の源となっているのが、西条平野の背後にそびえる西日本最高峰「石鎚山」です。この山の平均降水量は熱帯雨林並みで、約2,500㍉にも上ります。原生林が生い茂る山に降り注いだ大量の雨は、やがて加茂川となり西条のまちへと流れていきます。そしてこの川の水が地面に浸みこみ、地中で浄化され、名水となって西条平野にたまっていくのです。地中にたっぷりと蓄えられた水が圧力を受け自然に地上に噴きだしてきたものを、地元では「うちぬき」と呼びます。地表から15~25㍍にある粘土層の下の砂利層まで掘り抜いて(打ち抜いて)やると、地下水が勢いよく噴出してくるのです。
1985(昭和60)年に環境庁(現環境省)から「名水百選」に選ばれた「うちぬき」は、前年に厚生省(現厚生労働省)が発表した「おいしい水の要件」も満たしています。地下水から湧いてくる冷たい水のおいしさは格別。軟水なので口当たりはまろやかで、飲料水として水道法による水質基準も満たしており、そのまま飲むことのできる安全な水でもあります。