2018年（平成30年）にコメについて国の生産調整（減反）が廃止されます。昭和45年から続く国による生産調整の目標配分が廃止され、平成30年以降は県と地域の農業再生協議会が生産量の目安を示します。生産調整のメリットであるコメの直接交付金が29年産を最後に廃止される影響を含めて、需給と米価の行方が不透明です。今後、ブランド米をめぐる産地間競争は、益々激しさを増すばかりです。
今日の新品種開発は、コメ離れが進む若年層の嗜好の変化に対応するためだけでなく、最も深刻なことは、年々進む温暖化に備えるためなのです。暑さに強いお米を育てることです。高温に弱いコシヒカリの後を狙うおコメが、続々とデビューします。
29年・30年と全国の主要産地からデビューする新品種はのほとんどは『家庭用』向け良食味米です。消費量の減少が続く中、単価の高いブランド米で勝負ではあるが、家庭用向け高額銘柄米の市場はいわば、飽和状態となっています。
気象変化～地球温暖化への対応！
新品種紹介（平成29・30年産デビュー）
新潟県 新之助（平成29年秋デビュー）
［特徴］… 大粒の美しい輝き、まろやかな甘みとコクが特徴。
［由来］… 「新潟75号」と「北陸190号」を交配。（晩生品種）
「新しい」の『新』、「新潟」の『新』。誠実で芯が強く、かつスタイリッシュな現代的日本男児をイメージして命名されました。
［用途］… お弁当やおにぎりにぴったり。
［傾向］… 栽培敵地は、新潟県内全域の標高300ｍ以下が目安。
1)玄米タンパク含有量6.3％以下
2)整粒歩合70％以上
3)水分含有量14％以上、15％以下
冷めても美味しいご飯、上品な粒感と、弾力ある食感！
福井県 いちほまれ（平成30年秋デビュー）
［特徴］… 大粒。柔らかいがシッカリとした粒感、程よい粘り。
［由来］… 日本 一 美味しい 誉れ 高きお米になるように。
（越南291号）
［用途］… 和食向き。すし飯。
［傾向］… コシヒカリやゆめぴりかのような粘り強さはなく、正反対の食感。
全米史上最高ブランド誕生！！
☆彡「いちほまれ」の公式ホームページは、コチラ。
山形県 雪若丸（平成30年秋デビュー）
［特徴］… 大粒。シッカリとした粒感。やや硬め。
［由来］… 「つや姫」の弟
［用途］…
［傾向］… 家庭用、高級業務用向けの「中間価格帯」のブランド米
☆彡「雪若丸」の公式ホームページは、コチラ。
岩手県 銀河のしずく（28年秋デビュー）［銀］
［特徴］… 大粒で光り輝き、甘みとコクが特徴。
［由来］…
［用途］…
［傾向］…
☆彡「銀河のしずく」の公式ホームページは、コチラ。
宮城県 だて正夢（平成30年秋デビュー）
［特徴］… 大粒で光り輝き、甘みとコクが特徴。
［由来］…
［用途］…
［傾向］…
☆彡「だて正夢」の公式ホームページは、コチラ。