2014年産米の作柄概況(8/15現在)

2014年産米作柄概況(愛媛新聞より)
2014年産米作柄概況(愛媛新聞より)

農林水産省は27日、2014年産米の作柄概況(8/15現在)を発表しました。

 

九州や中国、四国など西日本を中心とする遅場米産地27四府県のうち14府県は、前年同時期の2013年産米の生育状況を下回った。梅雨の低い気温が主因とみられる。西日本は、台風や集中豪雨にも相次いで見舞われているため、低温や日照不足で穂が出ないといった影響が今後出る可能性があると農水省は警戒している。

 

東日本を中心とした早場地帯19道県のうち、秋田や新潟など10県が「やや良」となった。富山や石川など8県が「平年並み」、北海道は「良」だった。

 

北陸の作柄は平年に比べて「やや良」で、もみ数は「やや多い」となった。5月下旬以降に気温が高く推移し、日照時間も長かったため生育が進んだ。ただ、もみの実り具合を示す登熟は「やや不良」。8月の台風11号の影響で白穂や変色もみなど、気象被害が出ている地域がある。

 

東北の作柄は「やや良」と見込まれ、7月の豪雨の影響はないとしている。日照時間や気温がおおむね平年を上回っていたことから、穂数は「多い」としている。

 

農水省は9月末に、最終的な収穫を予想して数値化する作況指数を公表する予定です。